土木系公務員の基本業務のひとつである「現場管理」について解説していきます。
これから土木系公務員を目指している方、新米公務員の方向けの記事です。
結論
土木系公務員は、基準書を基に淡々とチェックしていけばOKです。
各都道府県で公開している「共通仕様書」「施工管理基準」が基本です。
共通仕様書
共通仕様書とは、発注者(公務員)と受注者(土木会社)との決まり事集のことです。
よく使われる決まり事としては、
- 工事は30日以内に着手しなければならない。
- 段階確認に指定されている工種は、監督職員が現場確認しなければならない(場合によっては机上でもOK)
- 鉄筋のかぶりは粗骨材の最大寸法の4/3以上確保しなければならない
です。
【共通仕様書の例】
https://www.pref.kagoshima.jp/ah03/infra/kokyo/gizyutu/siyousyo/documents/11575_20151218091433-1.pdf
施工管理基準
施工管理基準とは、工事で作った構造物等の出来形(完成品)の規格値や品質試験の規格値を定めています。
施工管理基準で定められた規格値に収まっていることで、工事で作った構造物が正しく施工されたか判断します。
規格値の範囲から超えている場合、受注者(土木会社)は自社負担で施工のやり直しを行う必要があります。
【施工管理基準の例】
https://www.pref.kagoshima.jp/ah03/infra/kokyo/gizyutu/siyousyo/documents/49337_20211118174109-1.pdf
効率的に管理するには
共通仕様書や施工管理基準は文書としてかなりのボリュームがあります。
しかし、実際に自分の現場で使用するのは一部です。
すべて丸暗記するのは現実的ではないです。
おすすめは【pdfで保存】して、必要に応じて検索機能(ctrl+F)で探すのが効率いいです。
まとめ
公務員は基準が正しく守れているか確認するお仕事です。
根拠をしっかり把握して、淡々と業務をこなしましょう。
タブレットに共通仕様書や施工管理基準のデータを入れて持ち運べば、十分仕事できます。
新しい技術を活用して頑張りましょう。
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