疑問
ハッキング被害の原因がバックドアとのことだけどどういうこと?
アマゾンプライムでMr.ROBOTをみてたら、
バックドアを設置してハッキングしてたけどどういうこと?
一緒に一歩踏み出しましょう。
バックドアとは

バックドアとは、パソコンへの不正侵入するための入り口です。
サイバー攻撃の一つです。
バックドアは設置されると、パスワードやID不用でパソコンにアクセスされてしまいます。
バックドアは、気づかれにくく排除するにも労力がかかります。
個人情報を抜き取られるだけでなく、犯罪の片棒を担ぐおそれもあり危険です。
バックドアが設置される原因

バックドアが設置される原因は大きく分けて4つあります。
プログラムのダウンロード
インターネットから無料ソフトをインストールした際に、バックドア型のトロイの木馬に感染して設置されます。
メールの添付ファイルを開く
メールの添付ファイルに仕込まれたウィルスに感染してバックドアを設置されます。
脆弱性を突かれてシステムに侵入
攻撃者が脆弱性を突いてシステムに侵入し、バックドアを設置する場合があります。
製品開発時に組み込まれる
本来、テスト完了後の製品販売時には取り外しているはずですが、そのまま出荷されて悪意のある第三者が悪用するという場合があります
バックドアによる被害について

バックドアを設置されることでさまざまな被害に逢います。
個人情報や機密情報を盗まれる。
バックドアによって自由に閲覧・操作ができるようになるため、簡単に個人情報を盗まれてしまいます。
クレジットカードの情報や、サービスのアカウント情報と言った個人情報が抜き取られます。
DDoS攻撃や標的型攻撃の踏み台になり利用される。
攻撃者の目標となったシステムを攻撃するための踏み台パソコンとして、バックドアによって乗っ取られたパソコンが利用されます
勝手に掲示板に犯行予告を書き込む。
掲示板などに、放火や殺人、強盗と言った犯行の予告を勝手に書き込んでしまいます。
この犯行予告によって取締対象となり、冤罪であるにもかかわらず犯人として逮捕されてしまうという被害が起こります。
キーボード入力を記録(キーロガー)される
パソコンの操作状況も漏れますので、IDやパスワードの搾取にとどまらず、どのような操作をしたのかといった情報も搾取することができます。
バックドアの対策

バックドアの対策は3つあります。
一番有効な手段はOSやシステムのアプデートをして、最新の状態に保つことです。
次に、ウイルス対策ソフトを入れることです。
最後に、怪しいメールやサイトに注意することです。
ハッキング技術は日々進化しており、絶対の安全はありません。
しかし、被害に遭わない努力はすべきなのです。
ハッキング被害に遭ったときの対処方法

ハッキング被害に遭ったときには、
1.被害の拡大を防ぐために、被害を受けたサーバコンピュータをネットワークから切り離す(物理的にインターネット回線を引き抜く)
2.警察へ通報して判断を仰ぎましょう。
3.被害発生前後及びそれ以前のログやファイルの適切な保存をする。
慌ててパソコンやスマホを壊さないようにしましょう。
パソコンやスマホを壊すと、相手の足跡や捜査に必要な情報が消えてしまします。
インターネットから切断してから、落ち着いて対処しましょう。
まとめ

バックドアとは、パソコンへの不正侵入するための入り口です。
ハッキング被害に遭ったときには、インターネットから切断して警察に判断を仰ぎましょう。
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