配偶者控除とは?5つのポイントでわかりやすく解説します

節税
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疑問
結婚したら、配偶者控除で税金が安くなるってきいたけどホント?
そもそも、配偶者控除ってなに?
わたしは配偶者控除の対象なの?
一緒に一歩踏み出しましょう♪

配偶者控除とは?

配偶者控除は、国税庁が用意している「働いている方の税金が安くなる制度」です。
配偶者控除を利用することで、税金が安くなります。
また、同様な制度で「配偶者特別控除」という制度です。
配偶者控除」と「配偶者特別控除」は、対象者(適用範囲)が違うだけで制度の趣旨は同じです。
配偶者(奥さんもしくは旦那さん)がいる方は、「配偶者控除」と「配偶者特別控除」のどちらかの対象になります。
配偶者とは、家庭の大黒柱ではない方のことです。
旦那さんが働いている場合は、奥さんが配偶者です。

なにがお得になるか教えて!

配偶者控除を利用すると、「所得税」と「住民税」が安くなります。
「所得税」と「住民税」は、 所得(給与など) ー 控除 = 課税所得 に対して税率を掛けて計算します。
配偶者控除を活利用すると、「控除」が増えて、「課税所得」が減ります。
その結果、「所得税」と「住民税」が安くなるというわけです。

いくらお得になるのか教えて!

配偶者控除は、最大38万円の控除となりお得になります。
配偶者特別控除は、配偶者の所得に応じて、38万円から1万円の間で控除となりお得になります。

所得税について説明します。
所得税は、所得(給与など) ー 控除 = 課税所得 から決まります。
所得税の税率は、「超過累進税率」といい課税所得金額に応じて決まります。
課税所得金額が、195万円以下であれば5%、330万円であれば10%、650万円以下であれば15%です。

住民税について説明します。
給与ー控除=課税所得 に対して、10%です。
勘違いされやすいのですが、住民税は全国一律「10%」です。

配偶者控除を受ける条件はなにか教えて!

配偶者の給料が年間201万円以下かつ働いている方(大黒柱)の給料が、年間1220万円以下の方が対象です。
扶養に入る方(働いていない方)の給料が年間103万円以下であれば、満額控除が受けられます。
年間103万円を超えると、段階的に控除が額が減額されていきます。
世間一般で言われてる「103万円の壁」は配偶者控除が満額受けられる限度額のことです。
しかし、令和2年度から配偶者特別控除の制度が変わり、配偶者の年間所得が150万円以内であれば満額38万円の控除が受けられるようになりました。

注意点を教えて!

申請をしないと、配偶者控除の制度を利用することはできません。
会社員の方であれば年末調整の際に申請すれば大丈夫です。
個人事業主(フリーランス)の方であれば、確定申告の際に申請します。
税金は「容赦なく」「気づかないうち」に徴収されますが、お得となる控除は申請しなければ利用できません。
知っている人がお得となり、知らない人は搾取されるのです。

まとめ

配偶者控除は、国税庁が用意している「働いている方の税金が安くなる制度」です。
配偶者控除を利用すると、「所得税」と「住民税」が安くなります。
配偶者控除は、最大38万円の控除となりお得になります。
申請しなければ、控除は受けられませんので忘れずに手続きをしましょう!
一緒に一歩踏み出しましょう♪

おわり
あなたの人生がより穏やかになりますように♪

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