公務員の夫が仕事辞めたいってよ!season2(第3話)
前回までのあらすじ

結婚して1年5ヶ月の夫婦です。
公務員の夫が、本気で仕事を辞めたがっています。
失業しても国の手厚い制度でなんとかなりそうです。
必要最低限の生活費は、夫婦で11万円です。
価値観マップで人生について見つめ直してもらいました。
子育てに2000万かかると知って驚愕でした。
夫はデータベースエンジニアかセキュリティエンジニアを目標にしました。
どんどんフリーランスに憧れている夫なのでした。
ブラック企業について

ひと昔前は、IT土方や新3Kと呼ばれプログラマー=過労死のようなイメージでした。
しかし、今は国の働き方改革の後押しもありホワイトな職場環境になっているようです。
そのそもブラック企業とは、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
などと言われています。
夫もブラック企業出身者

何を隠そう夫もブラック企業出身です。
新卒入社した会社の状況
- 残業当たり前
- 残業代が一定額で頭打ち
- なにもわからない新人に土木現場を任せる
求人票には、残業代は全額支払いで4週6休、研修制度充実と記載されていました。
しかし、実態は違いました。
- 上司から残業代をつけすぎると叱られました。
- 土曜日が休みでないことが当たり前でした。
- 基本的なマナー研修後すぐに現場へ放り出されました。
求人票だけで会社はわかりません。
夫は、入社した年に公務員試験を受験して合格しました。
約11ヶ月働きましたが、人生につまづいた、死にたい、と考えていました。
夫は運良く逃げ出せたのです。
IT業界の実情

さまざまなサイトで調べましたが、IT業界はホワイト企業が多くなっているとのことです。
そもそも、国の働き方改革やコロナ渦によってみんなの生き方が変わってきています。
都心の電車は終電時間が早くなります。
時代が変わってきており、IT業界だけでなく社会全体としてホワイト企業が多くなってきているようです。
ブラック企業を避けるために

少なからずブラック企業が存在します。
どうすれば避けられるのでしょう。
避けるポイント
①求人票に固定残業代と書かれていたら注意!
②週休二日でなければ注意!
③深夜に会社を覗き、常に明かりがついているようなら注意!
④Sler(下請け専門企業)は注意!
IT業界のみならず多重請負構造というのが日本社会です。
多重請負構造とは、元請企業→下請企業→孫請企業というように、作業を依頼していく状態のことです。
元請企業から遠ざかるほど、労働環境は悪化します。
就職するなら自社サービスを運営している会社がよいですね。
仕事の間に他の誰かが入ると、労働環境が悪化し手数料(マージン)を抜かれていいことがありません。
土木業界も多重請負構造が問題となっており、
- 元請業者が下請業者へ仕事を丸投げていないか?
- 適正な契約を結んでいるか?
など厳しいチェックをしています。
日本社会の闇ですね。
わたしの考え

ブラック企業が嫌なら、公務員のままでいいのになと思います。
しかし、嫌な仕事をずっとやり続ける人生もツラいと思います。
人生をより豊かにする生き方を2人で模索しています。
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